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【コンサートリポート】タカテーンのモーラムに対する本気度やいかに?

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先日(2018年2月2日)、久しぶりにタカテーン・チョンラダー(ตั๊กแตน ชลดา)のコンサートを観て来ました。

場所はラオスと国境を接するイサーンのノーンカーイ。バンコク近郊でも充分観られる彼女のコンサートを、なぜわざわざそんな所まで観に行ったかというと、別にタカテーン目当てで言った訳ではなく、モーラムのコンサートを観に行ったら、たまたま会場が近くだったので、行ってみようという事になりました。

会場はノーンカーイの中心部にあるノーンティン公園近くの空き地でした。

タカテーンのコンサートは以前、頻繁に観ていました。ファンミーティングに参加したり、アルバム成功祈願にコラートまで行った事もありました。

しかし、自分の興味がモーラムに傾いていってからはほとんど観る機会が無くなってしまい、この日は1年半ぶりくらいだったと思います。

ただ、その間にタカテーンはペット・サハラットと結婚した事で、彼女もモーラムの方へ寄って来たのは、不思議な偶然でした。

そんな事で、機会があれば観たいと思っていた今のタカテーン。たまたま自分達がいた場所から近くで会えたのは運が良かったです。

ただ、久しぶりにステージで観る彼女には以前のような勢いは無く、どことなく迷いも感じたコンサートでした。

この日、10時頃のスタートだと読んでいた僕と友人は、少し早めの8時半頃、宿で借りた自転車で会場に向かいました。途中、この後行く予定のお寺に寄りつつ、9時頃に会場に到着。

とりあえずバックステージを確認すると、既にタカテーンが車の中でスタンバっていました。

前日のボーイ・パノムプライの時は会場の入りがいまいちでしたが、タカテーンはさすがにネームヴァリューもあって、結構な人が入っていました。

まだコンサートが始まるまでは時間があるだろうと、我々は屋台で買い物をして、のんびりテーブルでご飯を食べていると、予想よりも30分も早くコンサートが開始。慌ててステージ前へ向かいました。

最近はバンドも組んでいるタカテーンでしたので、この日もバンドを連れて来るかと思っていたのですが、残念ながらバンドは来ていなくて、4人のダンサーを連れてきていただけで、音はカラオケでした。

全身黒ずくめで登場したタカテーン。コンサートのスタートはラムシン路線の最初の曲となった「ガイ・ゴーン(ไหง่ง่อง)」からでした。

さすが本家!という歌を期待していたのですが、どこか心がこもっていない歌に拍子抜け。これだったら、モーラム楽団でカヴァーしている人達のほうが全然マシです。

その後も新曲を中心にタカテーンの代表曲も含めて歌が続きましたが、絶好調だった頃の彼女を知っている身としては、とても調子が良いと思える歌ではありませんでした。

その理由は歌い方が雑というか、丁寧に歌っていないのが素人にも一目瞭然。抜群の歌唱力を持っているタカテーンですが、それを活かす歌を歌っていない事は明らかでした。

ペット・サハラットという音楽的にも最良のパートナーを得たにも関わらず、それがいまいち良い方向に行っていないようです。

そんなステージでしたので、30分も観ていたら飽きてきてしまい、早めに本来の目的のモーラム・コンサートに行こうかと考えていた所で、ちょっと面白い展開がありました。

今までのタカテーンだったら歌わなかったであろうラムシンの定番曲を歌ったのです。

業界最大手であるグラミーの、その中でもトップの歌手である彼女ですので、自分の持ち歌だけでも充分時間を持たせる事ができるのですが、そこをあえて他人の曲を歌うというチャレンジ精神は、幻滅しかけたこの歌手に若干の期待を持たせてくれました。

この時歌ったラムシン定番曲は4曲。「プアプルーレーウ・ヂューガン(ผัวเผลอแล้วเจอกัน)」、「チョムロムコン・プアプルー(ชมรมคนผัวเผลอ)」、「プア・パイ(ผัวไผ)」、「タオ・ンゴーイ(เต่างอย)」という、タイトルだけではピント来ないかもしれませんが、聴けばすぐに分るであろう、モーラムコンサートでは頻繁に耳にする曲です。

◆ตั๊กแตน ชลดา(タカテーン・チョンラダー)/เมดเลย์ลำซิ่ง(ラムシン・メドレー)


他人の曲というだけでなく、他の会社の曲という意味でも意外だったこの選曲。

しかし、タカテーンはやはりルークトゥンの人であって、付け焼刃でラムシンを歌っても、表面的になぞる事はできても、「ラムシンらしさ」を表現するのは歌が上手い彼女でもそう簡単に出来る事ではなかったようです。

どこか空々しさを感じさせるタカテーンの歌を聴いていると、やはり彼女にはモーラムは向いていないのかな、と思わざるを得ませんでした。コラート出身なので、決してモーラムとは無縁ではないはずなのですが・・・。

それまでどこか迷っている感じがしていたタカテーンが、ペット・サハラットとの出会ったことで面白い展開を期待していたのですが、どうもそれが上手く実を結んでいないようです。

歌唱力だけでなく、ジャンルの違う歌手ともコラボレーションできる高いポテンシャルを持っているタカテーン。

一時代を築いた彼女ですが、そこに安住することなく、どんどん新しい事にチャレンジして、良い意味で我々を裏切ってくれる展開を期待したいものです。

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