先週からお伝えしております、音楽ストリーミングアプリ「JOOX」が発表しているルークトゥンのヒットチャート。
先週の順位はこちらの記事でご確認いただけます。
https://lookthungmolamfanclub.com/2018/09/06/joox_hitchart_20180903/
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では、今回は前置き抜きで、早速チャートの発表をしたいと思います。
しかしながら・・・、今週は先週のチャートと顔ぶれは変わらず、順位が移動しただけで、あまり新鮮味のないチャートになってしまいました。
⇓10.โคตรเลวในดวงใจ(コート・レーウ・ナイ・ドゥアンヂャイ)/ตั๊กแตน ชลดา(タカテーン・チョンラダー)
⇑9.บ่ต้องห่วงอ้าย(ボ・トン・フアン・アーイ)/ไหมไทย หัวใจศิลป์(マイタイ・フアヂャイシン)
⇓8.ฉันยังรักเธอ(チャン・ヤン・ラック・トァー)/เต้ย อภิวัฒน์ feat. ยุ่งยิ่ง กนกนันท์(トゥーイ・アピワット feat.ユンイン・ガノックナン)
⇑7.จากใจแฟนเก่า(ヂャーク・ヂャイ・フェーン・ガオ)/คะแนน นัจนันท์(カネーン・ナッヂャナン)
⇓6.ห่อหมกฮวกไปฝากป้า(ホーモック・フアック・パイ・ファーク・パー)/ลำเพลิน วงศกร feat. เต๊ะ ตระกูลตอ(ラムプルーン・ウォンサゴンfeat.テッ・トラーグーント)
⇑5.รำคาณกะบอกกันเด้อ(ラムカーン・ガ・ボーク・ガン・ドゥー)/ลำเพลิน วงศกร(ラムプルーン・ウォンサゴン)
⇑4.ฝากใบลา(ファーク・バイ・ラー)/เนย ภัสวรรณ(ヌーイ・パッサワン)
⇒3.เฮ็ดทุกวิถีทาง(ヘット・トゥック・ウィティー・ターン)/เบิ้ล ปทุมราช feat. ก้อง ห้วยไร่(ブン・パトゥムラートfeat.ゴン・フアイライ)
⇒2.ซังได้ซังแล้ว(サン・ダイ・サン・レーウ)/ต่าย อรทัย(ターイ・オラタイ)
⇒1.เทพบุตรใจหมา(テープブット・ヂャイ・マー)/ฐา ขนิษ(ター・カニット)
まず、ひとつ訂正があります。
今週8位に入っている曲「チャン・ヤン・ラック・トァー」を歌っている女性歌手ユンインの名前なのですが、先週は「ガンガナン」と表記してしまいました。しかし、正しくは「ガノックナン」と読むそうです。失礼いたしました。
また、毎回各曲の動画を貼っていくと、ページが重くなってしまうので、今回からその週のチャートのプレイリストを制作しました。
左上の3本線(≡)をクリックすると今週チャートインしている曲が見られます。順番は10⇒1位になっています。
【プレイリスト】JOOXルークトゥン、9月10日付けトップ10
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今週、注目しておきたい曲は、先週6位から5位にランクアップしたラムプルーン・ウォンサゴンの曲「ラムカーン・ガ・ボークガンドゥー」です。
前回の記事で1位のター・カニットの曲「テープブット・ヂャイ・マー」が公開2ヶ月弱で1億ヴューを達成したとお伝えしました。
それも相当凄い事だと思っていたのですが・・・、
ラムプルーンのこの曲はそれをさらに上回る、公開1ヶ月弱でまもなく1億ヴューを達成しそうな勢いです(公開日は2018年8月5日。9月13日の時点で9600万再生)。
ただ、この曲は業界最大手のGrammy Goldからリリースされているから・・・、と言いたくもなりますが、インターネット上ではインディーもメイジャーも対等ですからね。これは素直に凄い事です。
◆ラムカーン・ガ・ボークガン・ドゥー/ラムプルーン・ウォンサゴン
実際、聴いてみると確かに耳馴染みの良いメロディーですよね。
とはいえ、男から見ると歌にパンチがなくて、ふにゃふにゃした感は否めません。
しかし、「男らしい」という言葉が無いタイで、女性も男に対して男らしさというのを求めていないのか、こういう男性がとてもモテるんです。日本人にはなかなか理解し難いですが(笑)。
ちなみに、ラムプルーン・ウォンサゴンはGrammy Goldの新人発掘プロジェクト「ノーンマイ・タイダーオ、シーズン2」の一員としてデビューしました。
- ノーンマイ・タイダーオ、シーズン2
- ラムプルーン・ウォンサゴン
正直、この6人のメンバーの中でラムプルーンってあまり目立つタイプではなかったので、「ホーモック・フアック・・・」で一躍時の人になった時にはビックリしました。
メジャーが存在感を失いつつある今のルークトゥン・モーラムで、主流のイサーン・インディーの歌手と組むことで、ノーンマイ・タイダーオの他のメンバーより先に頭ひとつ抜き出たラムプルーン。
もしかしたら、意外とクレバーなタイプなのかもしれません(自分で作詞・作曲も出来るようですし)。
最後にこの「ラムカーン・ガ・・・」という曲は女性歌手に人気の曲でもありまして、YouTubeにはカヴァーが何曲もアップされています。
それを紹介したいと思います。
◆ラムカーン・ガ・ボークガン・ドゥー(カヴァー)/カネーン・ナッヂャナン
◆ラムカーン・ガ・ボークガン・ドゥー(カヴァー)/グラターイ・パンニパー
◆ラムカーン・ガ・ボークガン・ドゥー(カヴァー)/ベル・ニパーダー
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皆それぞれアレンジを工夫していて、聴き応えがあります。
以前、ルークトゥンの世界では男性が歌う歌は男性が、女性が歌う歌は女性がカヴァーするという掟のようなものがあったのですが、最近はそういうのが無くなってきていて、歌いたい歌を歌うと、かなり自由になってきていますね。
この歌はメロディーが女性にウケるタイプの曲だったのかもしれません。
今回ピックアップした3曲のカヴァーの中では、個人的には今一番注目している歌手グラターイ・パンニパーのカヴァーが好きです。彼女はたぶん10代半ばだと思うのですが、この若さで情念を感じさせる歌を歌えるって・・・、ただ者じゃありません。
皆さんはどのカヴァーがお好みだったでしょうか。
さて、来週はどんなランキングになっているでしょうか。お楽しみに。
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