サイトを開設するにあたって
私はこのサイトを開設する前に2つのブログを運営していました。
ひとつはタイの音楽・映画などを扱った「タイ式エンタテイメントの楽しみ方」というブログで、ライブドアブログを利用して約5年ほど続けました。こちらはジャンルを限定せず、ルークトゥンモーラムをはじめポップスやアートなども取り上げていて、沢山の方々に観て頂いておりました。
このブログの運営中に様々なジャンルのタイ好き仲間が出来た事は、今の自分にとっても大きな財産になっています。
その後、タイに移り住んだ事で多くのコンサートを観る機会がありました。当初はポップスのコンサートにも行っていましたが、回を重ねるにつれルークトゥンモーラムの魅力にとり付かれていきました。
ブログの投稿もほとんどがルークトゥンモーラムに関する事になってしまっていったので、当初の趣旨とは変わってしまった事もあり、一旦最初のブログを締めて、新たなテーマでブログを立ち上げる事にしました。
それがこのサイトの前身である「ルークトゥンモーラム・ファンクラブ」です。
こちらはタイトル通りルークトゥンモーラムに特化したテーマで、コンサートリポートを中心にこの音楽の様々な情報を取り上げていきました。ただ、新しいブログもBloggerという無料ブログを利用していたため、様々な面で限界を感じはじめ、それと共に更新の頻度も落ちてしまいました。
それではいけないと思い、一念発起して始めたのがこのサイトです。
それまで無料ブログしか運営してこなかった身としては、独自ドメインを取得し、お金を払ってサーバーを借りるという事にかなり抵抗がありましたが、やはり無料ブログでは将来的に考えても古い情報が見難かったりと不都合がありましたので、これまでの2つのブログに書いてきた記事を整理するという意味でも、新規にサイトを立ち上げる事にしました。
サイトを立ち上げた理由
1990年頃からのワールドミュージック・ブームで日本でも徐々に認知され始めたタイの音楽ですが、それから20年以上経った今もまだマイナーな音楽である事は変わっていません。
他の東南アジアの国の音楽に比べれば、タイの音楽はまだ情報がある方ですが、深く探っていけば探って行くほど情報の足らなさを痛感します。また、現地で様々なコンサートを観てきて感じたのは、日本に伝わっているルークトゥンモーラムの情報はほんの少しでしかないという事でした。
それは情報を発信する人が少数という事もあり、偏った情報や現地の状況とはかけ離れた情報ばかりが伝わってしまっていた事も、現場で生の空気を体験して感じた事でした。
サイトのタイトルの意味
かつて「ルークトゥン&モーラム・コンサート」というブログがありました。タイ在住の方が実際に観たコンサートをリポートをしてくれていたブログで、私が最初のブログをはじめた時にとても参考にしていました。
そのブログの管理人の方とは実際にお会いして、バンコクのコンサートに連れて行ってもらったりと、大変お世話になったのと同時に、とても尊敬できる方でした。
しかし、その方は仕事でバンコクに駐在していた為、赴任先が変わり、バンコクを離れると同時にそのブログも閉鎖してしまいました。
そのブログは今はもう見られない状態になってしまった為、僕のルークトゥンモーラム好きの仲間も残念がっていた事もあり、だったら自分がその意思を受け継ごう、と思い立ちタイトルに「ルークトゥンモーラム」と付ける事にしました。
「ファンクラブ」というのは別に組織を作っている訳ではなくて、タイでは歌手や芸能人が好きな人の事をファンクラブという所から来ています。
日本では単に「ファン」と言いますが、タイでファン(タイ語ではフェーン)と言うと、その人の恋人や夫・妻という意味になってしまいますので、それと区別する意味で、タイでは1人でも「ファンクラブ」と言います。
ですので、サイトのタイトルは「ルークトゥンモーラムが好きな人」という意味になります。
と同時に、日本的な意味で「ルークトゥンモーラムが好きな人が集まる場」というダブルミーニングとして捉えてもらっても面白いかなと思い、このタイトルにしてみました。