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【ロット・ヘーって知ってる?】タイの爆音サウンドカー生体験リポート

タイは今、ロット・ヘー(รถแห่)が熱い! バンコク近郊では多数の場所でロット・ヘーのイベントが行われ、先日8月12日ラヨーンでは7000人もの人が集まったと伝えられています。 ◆8月12日ラヨーン・サパーン4でのイベントの様子 バンコク近郊でこういったイベントが行われるようになったのはここ最近の事ですが、ロット・ヘーそのものはイサーンでは以前からあったものですので、単なる流行ものという訳ではありません。 ところで「ロット・ヘー」と聞いて、どんなものかすぐにイメージできる人が日本ではどれくらいいるでしょうか? かくいう自分もつい最近までロット・ヘーの事は詳しく知りませんでした。 ですので、ロット・ヘーがどういうものかの説明も交えつつ、先日イサーンで体験してきたロット・ヘーのリポートをお伝えしたいと思います。 「ロット・ヘー」って何? 「ロット・ヘー」とは、簡単に言ってしまえば、改造トラックにサウンドシステムとフルバンドを載せたサウンドカーの事です。 ◆ブリラムのロットヘー・チーム「ワーリーシン・イサーン」の車 「ロット(รถ)=車、ヘー(แห่)=行進、隊列を組む」という意味で、車を先頭に人々が踊りながら後を付いてくる、その様から名付けられたのでしょう。 ロット・ヘーは基本的に出家や結婚などお祝い事がある時に出動する場合が多いのですが、コンサート形式のイベントでも活躍する時があります。 最近、日本でも知られるようになったピン・プラユック(エレクトリック・ピン)も同じように祝い事で行われますが、ロット・ヘーはその最上級版と言えます。 なぜ最上級なのかというと、その規模もそうですが、なんせ車にフルバンドを積んでいますし、大量のスピーカーやウーハーでその爆音さ加減がハンパないからです。 当然ロット・ヘーを呼ぶ費用もピンプラユックよりも高いものと考えられます。 ロット・ヘーの構造 ロット・ヘーは先ほども触れたようにトラックを改造して作られています。 荷台は2階建てバスのようになっていて、上段はバンドや歌手が乗って演奏する場所、下段がイコライザーやエフェクターなど機材を積む場所になっています。 ◆ロット・ヘーの上段部分 ◆機材類が積まれた下段部分 そして前方と後方には大量のスピーカーとウーハーが積まれています。 ◆ロット・ヘーの前方 ◆ロット・ヘーの後方 写真を見ていただいても想像できるように、ロット・ヘーはものすごい音量で村の中を行進していきます。 例えばスマートフォンで動画を撮ろうものなら、よほどカメラ機能が良いものでない限り音割れして聴くに耐えられないものになってしまうくらいです。 自分は今回デジタル一眼カメラに、滅多に音割れしない外部マイクを取り付けて撮影したのですが、それでも車に近づいて撮影していた時は音が割れてしまっていました。 こちらの動画はコンケーンで撮影して来たロット・ヘーの一部ですが、車の近くで撮影していたので、若干音割れしてしまっています。 また、バンドが乗っている部分は非常に高い位置にあるので、下にいる人達から演奏している所は見えません。 バンドが乗っている荷台部分がどうなっているのか気になる人もいると思いますが、そちらはYouTubeにロットヘー・チームがアップしている動画で観ることができます。 こちらはマハーサーラカームの「チーム・オーディオ」というチームの車内で撮影された動画です。 ロットヘー・リポート Part1@ブリーラム それでは、ここからイサーンで実際に観て来たロット・ヘーのリポートをお伝えしたいと思います。 まずは6月14日、ブリーラムのバーンサイ(บ้านไทร)という村で観たロット・ヘーです。 この日はブリーラムのナーンローン(นางรอง)という所に居たので、バスターミナルで客待ちしていたタクシーに交渉して、1km10バーツで往復でという約束で行ってもらいました。 ロット・ヘーを観る上で最大の難関は行き返りの足です。なんせ、行われているのは単なる村で公共の交通機関はほぼありませんので。 運転手も迷いながらようやく到着したのは、本当に何の変哲もない村でした。 この日のロット・ヘーを担当していたチームの名前は「ワーリーシン・イサーン(วารีศิลป์อีสาน)」。この日はやはり村の若者が出家するので、そのお祝いが行われていました。 ロット・ヘーの演奏が始まると、主役の出家する若者を乗せた車がまず出発し、その後をロットヘーが追いかけるように進んでいきます。 この日は平日だった事もあって、お祝いに駆けつけた人たちは全体的に平均年齢高め。しかし、ロット・ヘーの演奏が始まると、その音に引き寄せられ、皆が踊り始めました。 それと、ブリーラムといえばガントゥルム(กันตรึม)が有名な場所で、ガントゥルムの主役と言えばソーという楽器です。 このワーリーシン・イサーンというチームはブリーラムのチームですので、バンド編成にはソーも含まれていて、コーンケーンやマハーサーラカームのチームとはまた違う雰囲気が醸し出されていて面白かったです。 出家のお祝いという事なので、行列の終点はお寺かと思っていましたが、たぶんそのまま車ではお寺に入れないという理由もあってか、ロット・ヘーは1時間ほどかけて一旦出発した場所へ戻ってきました。 それにしてもこの爆音さ加減は凄かったです。日本の街宣車のレベルをはるかに超えています。その点は動画ではなかなか伝わり難いかもしれませんが。 初めての生ロット・ヘー体験は強烈でした。 ロットヘー・リポート Part2@コーンケーン ブリーラムで初ロット・ヘーを体験した3日後、再びロット・ヘーを観る機会がありました。 6月17日は昼間の予定は特に無かったのですが、フェイスブックを見ていたら、フォローしているネーン・ガノゴーン(แนน กนกอร)という歌手が「今からロット・ヘーで歌う」という投稿をしていました。 そして場所を調べると、何とか自分が居たところからいけそうな距離。という事で、速攻でタクシーを呼んで、現場に向かいました。 この日の場所はコンケーンの中心部からも程近いバーンデーンノーイ(บ้านแดงน้อย)という村だったのですが、中心部から近いとはいえ、少し外れればやっぱりただの村です。 この時もやっぱりストレートには到着せず、やはり迷いながら何とか到着。情報を知ったのが遅かった事もあり、行列はだいぶ進んでいました。 今回のロット・ヘーを担当していたのは、コンケーンのチームでリンロム・コンケーン(ลิงลม ขอนแก่น)というチーム。このチームはかなりクオリティが高くて、しかも天井に乗って歌ったりするので、盛り上がりもハンパなかったです。 さらに前回のブリーラムと違っていたところは、日曜日だったこともあり若い子達が大勢参加していた事です。 その分、弾けっぷりがすごくて、まさにYouTubeで見ていたままの光景が目の前で繰り広げられていました。 テンションが高いまま踊りまくりの行列はこのまま2時間ほど続きました。 以前から会いたかったネーンとも会うことが出来ましたし、この日も非常に貴重な体験が出来ました。 【おまけ】ロット・ヘーを観る方法 情報の入手方法 最後にロット・ヘーを観るにはどのようにしたら良いのかを、少しだけお伝えしたいと思います。 まず、いつどこであるのかという情報を入手するにはFacebookが最上の手段です。ロット・ヘーのFacebookページがいくつもありますので、そこにアップされた投稿を頼りに情報を入手するのが一番良いと思います。ただし、基本タイ語ですので、その点はご了承ください。 【主要ロットヘー Facebookページ】 ◆リンロム・コンケーン(コンケーン) https://www.facebook.com/Benzlinglom/?ref=br_rs ◆ワーリーシン・イサーン(ブリーラム) https://www.facebook.com/FCwareesill/?ref=br_rs ◆ロットヘー・ファンクラブ https://www.facebook.com/FanClubRthHae/ また、イサーンに友人がいるならば、「ロット・ヘーの情報が入ったら教えてくれ」と頼んでおくのも手でしょう。Facebookにアップされない情報も沢山ありますので。 交通手段 本文中でも何度もお伝えしていますが、ロット・ヘーが観られる場所は基本村のど真ん中みたいな場所です。 電車はもちろんバスやソンテウなどもほとんどありませんので、タクシーを使うのが最善策です。 ただし、タクシーを使う場合でもチャーターという形をとってください。でないと、行っても帰ってこられなくなる可能性がありますので。待ち時間も含めて往復でいくらになるか運転手と相談して決めるのが良いでしょう。 あるいは友人が車を持っていれば、一緒に行ってもらうのも良いと思います。 いずれにしても、行きよりも帰りの足をしっかりと確保しておく事が重要です。 ロット・ヘーはバンコクでも観られる と、ここまで説明しておいて何ですが、イサーンでロット・ヘーを観るのはかなりハードルが高いです。 もし、環境などにこだわらなければ、今、ロット・ヘーはバンコク近郊でも観る事が出来ます。 そのイベントはロットヘー・サンヂョン(รถแห่ สัญจร)というのですが、いくつかのチームの車が集まって、コンサート形式で行われるイベントです。 少し前までバンコク近郊でロットヘー・イベントを行う事は不可能だと思っていたのですが、この夏は一気にその手のイベントが行われるようになりました。 ◆バンコク近郊でのロット・ヘー情報。この辺は比較的入手しやすい。 ロットヘー・サンヂョンを観る際の注意点は、とにかく人が集まりますので、身の回りには充分注意してください。 と、ロット・ヘーを観るにはこのような方法がありますが、いずれにしても観る場合はあまり無理をなさらずに、安全な方法で観に行ってください。 タイ・エンタテインメントの究極のスタイルとも言えるこのロット・ヘー。 日本では半永久的に再現不可能なスタイルですので、タイに行かれた際に機会があれば、ぜひ一度体験してみて下さい。

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